レッスン室に日本画が来ました|近況
人類がアフリカを出てグレートジャーニーに旅立つ瞬間をイメージした神話的な日本画です。
この日本画の制作者は20年以上仲良くして頂いている少し年上の素敵な女性です。
個展のお知らせを頂いたので、夫と仕事終わりの土曜日の午後に伺うと、
彼女とご主人が滞在されている時間帯で久しぶりに出会えてラッキーでした。
それだけでもラッキーなのに、一緒に日本画を見て回った後、
「毎回、個展に来て下さってありがとう。お礼にどれか1つ差し上げるからお部屋に飾ってください」
と言われるではありませんか!
実は、断然これ!というお気に入りがありましたが特別な1枚と感じていたので、
作者の方が手元に置いておきたい作品ではないかと思って迷っていました。
すると「どれでも良いから一番好きなのを選んで!それをお届けします」と
きっぱりした明るい爽やかな声で促されました。
言って良いのかなと思うことの方が失礼な気がして
「だったら一番好きなのはこれです」
と素直に告白してしまいました。
「え?これ?これが良いんですか?」と少々ビックリされていました。
後で聞くと賞を受賞された作品だったとか。でもお言葉通り頂くことになりました。
人類のグレートジャーニーは過去の出来事ではなく、21世紀のまさに今、ここの瞬間に、
私たちも人類の未来に向けて旅立つようなチャレンジングな瞬間を生きているに違いないと常々感じていました。
その想いを話し合ったわけでもないのに、大好きな女性と共有できていたと思うと嬉しくてたまりません。
そしてまた、アレクサンダー・テクニークを通して、そういう想いを共有できる生徒さんと、
このレッスン室で出会えるかもしれないと思うとワクワクで一杯になります。
という訳で、翌日、神話的な日本画がレッスン室の壁にやってきたのでした。
レッスンの生徒さん、お客さんと一緒に眺めて絵のテーマを説明する瞬間が愉しく
「このレッスン室、グランドピアノが来て、太鼓があって、どんどんパワースポットになって行っているようですね」
と言われ、更に素直に喜んでいます。