【コラム】セルフケアとは
今年になって、急に「セルフケア」というワードが
注目されているように感じています。
私は先天性股関節形成不全という病名で
半世紀以上セルフケアが生活の中心でしたが
中高生がセルフケアに熱心というのは
あまり一般的ではないという空気は読めたので
個人的にひっそりと工夫して続けていました。
だから今のセルフケアに対する肯定感は、
とっても嬉しくのびのびした気分になっています。
50年以上続けてきて、
セルフケアとは、自分で自分の心身を居心地よくする全てのこと
と今、改めて考えています。
自分で自分の心身を居心地よくする方法は大きく3つあります
①言葉のケア
②身体のケア
③環境のケア
この3つを丁寧に自分の感性に合わせてカスタマイズすると
ビックリするほど健康度が上がると思っています。
健康の増進を目指した結果、
心身の病や、フレイル、ロコモも予防出来て
命ある限り心身共にすこやかな暮らしが続く
そんなセルフケア生活、セルフケア人生をイメージしています。
そのためには、自分には何があっているのか、
を1つ1つ丁寧に見極めていくことから始まります。
例えばウォーキングが身体に良い、という情報で
毎日、夕食後に30分散歩する習慣を取り入れたとします。
ここで、身体の感覚や翌日の体調を無視して、
決めたことだからと機械的に毎日続けるのは
身体に良いとされているウォーキングでも
セルフケアにはなり得ないと思っています。
ウォーキングを健康習慣=セルフケアの
1つとして取り入れるためには
一旦やってみて翌日の体調をモニタリングして
今日はどうするかを調整することをお勧めしています。
毎日と思っていたけれど、今日も続けるか。それとも休むか。
夕食後と思っていたけれど、お昼休みに変更するのはどうか
30分で始めたけれど、このまま30分にするか15分に変更するか
などなど、気分や体調と相談して無理は禁物とお伝えしています。
その理由は、今の健康に感謝する、がスタートだから。
ウォーキングのセルフケア習慣を取り入れることと
今の健康を大切にすること、両方を手に入れて欲しいのです。
このサイトでお伝えしているセルフケアの調整方法が
1人でも多くの人にお役に立ちますようにと願っています。