アレクサンダー・テクニークとは、シェイクスピア朗読劇の俳優 F.M.アレクサンダーの発見した原理にもとづいて, 心身の習慣的な緊張に気づき, これをやめていく技術です。
100年間の歴史があり、現在、世界中で2~3千人のアレクサンダー教師が活動しています。欧米では近年、大半の音楽学校や演劇学校が、アレクサンダー・テクニークを正規の授業として取り入れています。
学習方法は、教師が生徒に緊張が起こった瞬間をとらえて、タッチと言葉を通して、何が起こっていますか?と質問し、生徒が自分の内面(身体や思考や感情)に注意を向け、その体験から気づきを得るというスタイルとなっています。
そのために、座学での習得は難しく、教師とのコミュニケーションが必要です。レッスンを希望される方は、教師と直接会って、体験を通して学んで頂いています。
これまでは教師の人数が少なく、アレクサンダーテクニーク教師との出会いが得られなくて体験できない方も多かったのですが、コロナ以降、オンラインレッスンに対応している教師も徐々に増えてきていますので、アレクサンダーテクニークのレッスンを受ける環境は格段に良くなってきています。
創始者 F.M.アレクサンダー
アレクサンダーテクニークの効果を一言で説明すると「集中力の向上」です。継続してレッスンを受けると、いつの間にか集中力が向上します。
その理由は、身体や心の習慣的な緊張が和らぐため、呼吸や血液循環が改善し、心身が今ここのライブ感を持ったまま、安定した穏やかな状態で居られるようになるからです。
師匠ブルースファートマン著作表紙
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